団体概要
団体概要
任意団体「TOHOKU2041 Project」
受取人の想像力から始まる伝承
― 記憶の記録・再生・「風化」で、記憶の螺旋階段を育む ―
「TOHOKU2041 Project」は、同じ名を持つ長期プロジェクトを担い、実現していくための任意団体です。
東日本大震災の記憶を「記録」「再生」『風化』の三つの実践によって受け渡し、受取人の想像力から始まる伝承を通して、震災の経験を社会の内側に根づかせていくことを目指します。
誰かの経験が別の誰かに届き、その受け取りがまた次の差し出しへとつながっていく。この静かな循環を「記憶の螺旋階段」として、東北から、長い時間をかけて育んでいきます。
そうして、記憶を受け取り、内に留め、また次へ手渡していく人びとの厚みを、私たちは仮に「記憶人口」と呼んでいます。
あわせて、その実践を通して立ち現れる地域課題・社会課題に向き合い、人と地域の未来に資する活動を行います。
●活動の柱
本団体は、次の三つを活動の柱としています。
一 記憶の記録 ── 「3月16日の私の日記」
二 記録の再生 ── 「記憶の中の住まい」ツアー、朗読会
三 記憶の『風化』 ── 「5日目の約束の場所」
『風化』とは、記憶が薄れて消えていくことではありません。震災の経験やそこから見えてきた課題が、ことさら語らずとも、暮らしや地域のふるまいの中に息づいている状態を指します。
※『風化』:徳をもって教化(内面化)すること(広辞苑 第7版/カッコ内は代表佐藤)
●団体情報
・団体名:TOHOKU2041 Project
・設立:2026年(令和8年)3月16日
・代表:佐藤 敏行
・活動拠点:宮城県仙台市
・主な活動分野:災害伝承、記憶の継承、地域文化、表現活動、防災・減災、心の復興
・主な事業:「3月16日の私の日記」/「記憶の中の住まい」ツアー・朗読会/「5日目の約束の場所」
● 団体名に込めた想い
「TOHOKU」は、東日本大震災の経験と、その後に続く問いを引き受ける起点としての東北を示しています。
「2041」は、震災から30年を迎える節目と、その先を見据え、記憶の継承を考え続ける意思を表しています。
「Project」は、完成された制度ではなく、多様な人々とともに育ち続ける実践であることを示しています。
●団体ロゴに込めた想い
ロゴは、本団体が大切にする「記録」「再生」「風化」の三つの実践と、その受け渡しの道筋を表しています。
左の三本線は、震災の記憶や課題が社会の内側に層をなしながら根づいていく姿を示すとともに、被災者、アンサング・ヒーロー(語られざる経験を持つ人々)、支援者という、異なる立場が重なり合う社会のありようを映しています。
中央の丸は、記録をふたたび「活きた記憶」として立ち上げる「再生」の営みを象徴しています。そこには、誰かの経験が別の誰かに届き、その受け取りがまた次の差し出しへとつながっていく「記憶の螺旋階段」を、東北から育てていく意思を込めています。
●主催の継承について
TOHOKU2041 Project は、2026年(令和8年)3月16日に発足しました。
それまでは、復興庁による令和7年度「心の復興事業」の助成を受け、国境なき劇団を主催団体として、同団体所属の佐藤敏行が企画・運営を担ってきました。この助成の終了を機に、令和8年4月1日より、TOHOKU2041 Project が主催・運営を継承し、継続的に事業を展開しています。