佐藤 敏行(さとう としゆき)
宮城県仙台市生まれ、仙台育ち。
仙台の文化財団に30年ほど勤め、幅広い文化事業に携わる。
2016年、日本ファンドレイジング協会の准認定ファンドレイザーとなったことを機に、非営利団体の資金調達や運営基盤の強化にも取り組みはじめる。
震災伝承の道に深く入ったのは、2021〜2022年度、「せんだい3.11メモリアル交流館」館長への就任からで、在任中、仙台市内の関連団体との連携に加え、東北沿岸の伝承館を、八戸からいわきまで自らの足で行脚し、現在でも、各地の現場の方々との交流と連携を重ねている。
2024年元日の能登半島地震を受け、その年の3月末に文化財団を退職。翌日には能登へ向かい、1か月間、キャンピングカーを拠点に震災復旧支援にあたった。以後、生活の軸足を、災害に向き合う仕事へと移している。
現在は、被災後の記憶と向き合う「TOHOKU2041 Project」と、被災前の暮らしや人の力に光をあてる「ASUNARO Planning Works」の二つの軸で活動している。災害発生後と発災前から、人と地域に伴走しようとしている。
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またマラソンランナーでもある。2007年からマラソン大会に出はじめ、フルマラソン61本を含め、5kmから100kmまで、これまでに191の大会を走ってきた(2026年5月時点)。サブ3(フルマラソン3時間切り)を夢に、いまも日々精進している。発災30年という長い時間を見据えるTOHOKU2041 Projectは、この「長く走り続ける」気質と、どこか地続きなのかもしれない。
そして釣り人。3歳で竿を持ち、いまは「沙魚(はぜ)釣り先生」として、仙台の沿岸で子どもたちと夏を過ごす。父から伝えられた想いが、半世紀の時を越え、次の世代と海辺で過ごす時間となっていることもまた、ひとつの伝承のかたちと、毎年楽しみにしている。